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無線研の活動日誌

東京理科大学I部無線研究部の日々の活動状況を葛飾よりつぶさに報告いたします。 たまにプギャーしてください。

アメリカの大会に出場してきました(その2)

部長の白石です。

前回の記事の続きを書いていこうと思います。

我々無線研CanSatチームが、ミッションに据えたのは、
無重力下での成型技術の検証

であります。

これは、「無重力状態では下向きの重力が無いため、全方向に対して均一な環境であり、樹脂などの粘性流体の成型に有利な環境なのでは?」という部員たちの予想を基にしました。

では、実験系について詳しく説明していきたいと思います。

私達は、図1のような実験系を用意し、CanSatに組み込むことにしました。


experiment.png

図1. 実験系

作りは単純で、CanSatに搭載されている加速度センサが無重力を示したら、ソレノイドを動作させ、UVレジンを押し出す、というものなのですが、実際は、レジン硬化用のUVLEDや記録用の小型カメラ、また遮光のためのケースなどと一体になっており、CanSatに搭載できるギリギリのサイズと重量となっていました。


そして、製作段階から決めていた、ミッションとランバックのサクセスクライテリア(成功度合いを決めたもの)がこちらです。


ランバックのサクセスクライテリア

1570438303392.jpg


・ミッションのサクセスクライテリア

1570441832625.jpg


そして、結果は、

ランバック ・・・ ミドルサクセス

ミッション ・・・ アドバンスドサクセス

でした!

ランバックも、ゴールはできませんでしたが、ゴールに向かって走り出すことができ、ミッションに関しては、当初想定していた通りに動作してくれて、120%の大成功でした!


以上、大会の結果発表でした。

アメリカ編その3以降は、アメリカ遠征初日からの日記的なものにしようと思います。


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アメリカの大会に出場してきました(その1)

2019年度部長の白石です。

Twitterをご覧の方は、ご存じかと思いますが、9/6~9/15にかけて、CanSatと呼ばれる模擬人工衛星の大会(ARLISS)に出場して参りました。その結果のご報告をさせて頂きます。
と、その前に、CanSatと大会についてご説明させて頂きます。


CanSatとは

Wikipedia大先生曰はく、

CanSat(カンサット)あるいは缶サット(かんサット)とは、宇宙技術の教育を目的として、小型衛星で用いられるものと類似の技術を使用して製作される、飲料水の缶サイズの小型の模擬人工衛星である。

だそうです。

要するに、人工衛星の特徴である非修理系であることや、ダウンリンクであることを意識して、缶サイズという大きさの制約を守りながら、面白いことをしましょう、というものです。


 多くの大会では、缶サイズのClassと、それよりも多少大きいOpenClassの二つが存在し、無線研としてはOpenClassとして出場しました。


大会(ARLISS)について

またまた、Wikipedia大先生曰はく、
ARLISS(アーリス、A Rocket Launch for International Student Satellites)とは、毎年9月上旬に米国ネバダ州ブラックロック砂漠で行われる、大学生を主とした小型人工衛星(CanSat)の打ち上げ競技会である。

だそうです。

この大会では、現地のロケット打ち上げ団体(AeroPAC)の方に協力していただき、小型のロケットでCanSatを上空5000m近くまで打ち上げてもらいます。そして、それぞれのチームがその状況を活かしたミッションを行います。(例えば上空の気温や湿度の測定など)

そして、パラシュートで降下したのち、CanSatに搭載されたローバーを用いて、完全自立走行でゴール地点まで向かう、というものです。そして、我らが無線研が行ったミッションは....

少々長くなってしまうため、次の記事に移りたいと思います。

では。